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将来への漠然とした不安が離れない!「大学生も必見」原因と解消法

現在の日本には、コロナや物価の高騰、年金の受給開始年齢の引き上げなど、生活に直結したさまざまな問題があります。そのような中で、「これから、どうなるんだろう?」と漠然とした不安に苛まれている人も多いのでなないでしょうか。どうしようもないと立ち尽くしている人もいるかもしれません。しかし、そのまま何も行動せずにいれば、その不安をいつまでも感じ続けることになってしまいます。
そこで今回は、皆が感じやすい「将来の漠然とした不安」と「不安を抱えないための心がけ」について解説していきます。この記事を読めば、自分と同じような不安を抱えている人についてわかり、そして不安に対してどう行動していったらよいかわかります。将来に漠然とした不安を感じている人は、ぜひこの記事を読んでください。

将来への漠然とした不安が離れない!「大学生も必見」原因と解消法

将来の漠然とした不安

わたし達は、日頃から将来に漠然とした不安を抱いています。その内容はさまざまですが、その中でも、以下のような悩みを抱いている人が多いのではないでしょうか。

  1. 仕事やキャリアに対して
  2. 結婚や子育てのライフイベントに対して
  3. 老後の人生に対して
  4. 親の老後に対して

不安を感じていると、辛い思いをしているのは自分だけと考えてしまいがちです。しかし、意外と同じように悩んでいる人はたくさんいます。それだけでも少し気が楽になるかもしれませんね。これらについて、詳しく解説していきます。

仕事やキャリアに対して

一昔前までは、終身雇用制度や年功序列制度のおかげで、企業に就職してしまえば、務めているだけである程度の出世が見込め、定年まで働き続けられました。そのため、仕事やキャリアについて不安を感じることは少なかったかもしれません。
しかしそのような時代も終わり、一つの会社に縛られない働き方や、実力がものをいう社会が浸透しつつあります。そのほかにも、定年の引き上げにより人生で仕事をする期間が長くなるなど、社会人を取り巻く環境は大きく変化しています。
最近では、「将来的にAIに取って代わられてしまう職業」が話題になることも多いです。10年後には、今の職業が半分になるといっている人もいるくらいです。そこで「歳をとっても今の仕事を続けられるだろうか」「今の収入で将来も暮らしていけるのだろうか」「今の会社に依存していて大丈夫なのだろうか」などという不安を持つ人が増えています。
こういった悩みは、中小企業に務めている人だけでなく、大企業に務めている人も感じています。安定していると思われている公務員でも、組織への依存度の高さや専門性が身に付きにくい環境に不安を感じる人も少なくないようです。

結婚や子育てのライフイベントに対して

結婚や子育てなどについても、不安や迷いを抱えている人が多いです。今までは、「結婚と子育てはして当然」という風潮があり、する、しないで悩むことは今より少なかったといえます。しかし、最近では「結婚するかしないかは自由」「子どもを作るか作らないかは自由」という考え方をする人が増えてきています。
自由に自分の人生を選択できるのは、喜ばしいことです。しかし、その分「自分はどちらを選ぶべきか?」と悩んでしまう人が増えてしまったのも事実です。「結婚したら後悔するだろうか?」「子どもをきちんと育て上げられるのか?」自分に選択権があるからこそ、誰のせいにもできずにただ不安ばかりを募らせてしまっている人は多くいます。
子育てにかかる金額は、一人につき720万~2,100万円ともいわれており、その高額さゆえに大きな不安を抱えてしまっている人もいます。日本での女性の社会的な地位の向上がなかなか進まず、出産後のキャリアについて不安を抱いてしまう女性が多いのも、結婚や子育てに不安を感じる原因の一つでしょう。

老後の人生に対して

老後の人生に不安を感じている人は多いです。現在は、人生100年時代ともいわれるほど人の寿命が伸びています。2007年に生まれた子どもの半数は、107歳より長く生きるともいわれています。そのような中で不安要因となるのは、年金のみで生活していくのが難しいという実情です。高齢者無職世帯では、「毎月赤字が5万円ほど発生してしまう」というデータがあります。さらに、少子高齢化によって、これから年金が減少してしまうことも考えられるでしょう。
年齢を重ねれば、現役世代よりも体力が落ち、病気になる可能性も高くなります。認知症に対しての不安をもっている人も少なくありません。「家族や子どもに迷惑をかけたくない」と考えている人もいます。老後の不安についてメディアで取り上げられやすいのも、老後に不安を感じやすい原因のひとつです。
インターネットのアンケートでおこなわれた「老後の不安に関する意識調査」では、約8割以上が「不安を感じる」と回答し、ほとんどの人が老後に不安を感じていることが再認識されました。

親の老後に対して

自分の老後に不安を感じると同時に、親の老後に対して不安を感じる方も少なくありません。介護が必要になる確率は、厚労省・総務省の統計では、70~74歳で6.1%、75~79歳で12.9%、80~84歳で28.2%、85歳以上で60%となっています。法的には子どもには親の介護をする義務があるので、誰しも無関係というわけにはいきません。介護が必要な親を放置すると、「保護責任者遺棄致死罪」や「保護責任者遺棄致傷罪」に問われてしまう可能性もあります。
したがって、自分の親がいわゆる毒親だったり、親との関係性がよくなかったりする人は、自分が介護をしなくてもよい状況を早めに作っておく必要もあります。介護をしなくてはならないと考えている人でも、遠距離に住んでいたり、経済的な負担が難しかったりする人も多いはずです。ほとんどの人が、さまざまな形で親の老後に不安を感じながらも、現時点でどう行動したらよいのかわからずにいるのが実情です。

将来の不安を抱えないための心がけ

将来の不安を抱えないための心がけ

将来に不安を感じるのは、自然なことなので避けられません。しかし、不安を抱え続けていると、現在の生活の質を下げてしまいます。不安を感じたら、以下のような行動をとるように心がけましょう。

  1. まわの人に相談する
  2. ポータブルスキルをみがく
  3. 勉強する癖をつける
  4. 問題を具体化させる

これらの行動をとれば、不安要因の解決策を見つけ出せる可能性が高くなります。問題に直面したとしても、真正面から向き合えるでしょう。

まわりの人に相談する

将来に不安を感じたら、まずまわりの人に相談しましょう。悩みを話すことで、不安の原因が具体的に見えてくるかもしれません。相手が同じような悩みを抱えていたことがあれば、解決できる可能性が高くなります。しかし、中にはまわりに相談するのが苦手な人もいるでしょう。そのような人は「相手に迷惑をかけたくない」「弱みを見せたくない」という風に考えてしまいがちです。
そのような人は、こう考えてみましょう。人からの相談を迷惑だと思う人は案外少ないものです。反対に「頼ってくれた」「信頼されている」と、嬉しく思うこともあります。自分が相談すれば、相手が相談したいときにも頼ってもらいやすくもなります。そのようにして、お互いが支え合える人間関係を構築していくイメージをもちましょう。
人に弱みを見せたくないという人は、匿名で相談できる場を活用してはいかがでしょうか。自治体の相談窓口や心療内科などを利用し、専門家と話ができれば、不安をどうやって解消したらよいかが見えてくるかもしれません。

ポータブルスキルをみがく

将来に不安を感じている人は、ポータブルスキルをみがくのも効果的です。ポータブルスキルとは、厚生労働省が提唱した能力のことで、持ち出しできる能力、つまり「どのような仕事でも重要となる能力」を指します。ポータブルスキルには次のような種類があります。

  1. さまざまな人と友好な関係を築いたり協力し合ったりできる「対人力」
  2. 目の前の課題を解決する方法を見つける「対課題力」
  3. 自分で決めたことをやり通す「対自分力」

これらの能力を身に付けられれば、どのような職場で働くことになっても、職場の環境が変わってしまっても、その状況に対応していけます。また、仕事以外で自分の将来や家族の将来に不安を感じた場合でも、まわりと協力し合いながら課題を解決していけるようになるでしょう。

ポータブルスキルを養うなら、まず自分が持っているポータブルスキルをチェックしてください。ここではチェックツールとして、人材サービス産業協議会の「ポータブルスキル セルフチェック」を紹介します。チェックをしたら、まずは自分の強みをより鍛えていくところから始めましょう。

勉強する癖をつける

将来に不安を感じている人は、その対処法として勉強する癖をつけるのもよいでしょう。さまざまな勉強をすると、今まで見えてこなかったさまざまな世界が広がり、少ないと思っていた将来への選択肢がどんどん増えていきます。今できることに集中すれば、将来について漠然と不安を抱き続けることも少なくなるでしょう。勉強することは、常に自己研鑽していくことです。そのような意識を持ち続ければ、どんな状況になっても心身共に生き生きとしていられるはずです。
また、不安材料となっている事柄について勉強するのも推奨します。例えば、老後について不安を持っているなら、介護サービスや介護施設、介護保険などについての知識を深めれば、「思っていたよりも充実していて安心した」ということになるかもしれません。勉強というと、少しハードルが高いように感じてしまいますが、まずは、「わからないことは調べる」「興味をもったら深追いしてみる」ということから始めれば、楽しみながら知識を深めていけますよ。

問題を具体化させる

不安を感じても、それをそのまま抱き続けてしまう人は、問題を直視したくないがあまりに、そのまま放置してしまう特徴があります。そのような人に、不安の具体的な内容を説明してもらおうとすると「なんとなく不安」「むずかしい気がする」という漠然とした答えが返ってきます。漠然としたまま放置しておけば、それについて深く考えずにすみます。しかし、それでは不安は解消せず、事態が悪化してしまったり、対処できる時期が過ぎてしまったりするなどして、あとあと後悔することにもなりかねません。
問題を放置してしまう自覚がある方は、不安を感じたらそれを深く掘り下げる癖をつくりましょう。不安に思っていることを掘り下げていくのは、一見怖いことのように思えます。しかし、そんなことはありません。まずは、考えている不安を具体的に書き出してみることを推奨します。例えば、子どもを作るかどうかで悩んでいるとします。すると「自由な時間がなくなる」「経済的に厳しい」などの不安が想定されます。
こうして一つひとつ書き出してから、今度はそれに対する対処方法ややるべきことを書いてみましょう。先程あげた例でいうと、「子育てしながら自由な時間を確保する方法をみつける」「子育てにはどれくらいの資金がかかるのかを計算する」などです。こうすれば、不安に思っていたことでも、自分で解決可能であることがわかるかもしれません。誰かに相談する場合でも、不安を具体化したほうがより活用しやすい具体案がもらえる確率が高くなります。

将来に不安を感じている大学生がすべきこと

将来に不安を感じている大学生がすべきこと

将来に不安を感じているのは、社会人だけではありません。大学生もまたさまざまな不安を感じています。「就職できるのか」「就職できたとしても、自分はそこで働いていけるのか」「奨学金は返済できるのか」「これから日本はどうなってしまうのか」など、不安の種はつきません。
しかし大学生であっても、基本的にはこの記事で紹介した、4つの「将来の不安を抱えないための心がけ」を実行すれば、不安の解決・軽減が見込めるでしょう。特に「ポータブルスキルをみがくこと」に注力すれば、一つの会社に頼らなくても、さまざまな場所で自分の力を活かせるに違いありません。
ちなみに不安を感じやすい人は、まわりに流されやすい特徴があります。そのような人は、まわりの人と同じ行動をとることで、安心感を得ようとしています。しかし、まわりに流されてばかりいては、自分の人生を思う存分に生きられません。何かをしたいと思ったら、まわりの目を気にせずに思い切って行動してみましょう。そうすれば、自分に自信がつき結果的に不安を感じにくいメンタルを得られるかもしれません。

まとめ

誰もが将来に対する何らかの不安を感じています。しかしその不安から目をそらさず、丁寧に対処していけば、不安の解消・軽減につながります。不安は、未来の危険から自分を守るための必要な感情ととらえ、漠然としたままにしておかず、具体的にどうしたらよいかを考えて行動することが大切です。不安にとらわれ続けず、不安を有効活用してよりよい人生を送っていきましょう。