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隙間時間で勉強したいのにできていない人必見!できない理由とできるようになる方法

まとまった勉強時間を確保するのが難しく、隙間時間を勉強に活用したいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、ついスマホを覗いたり、どうしようか悩んだりしているうちに時間が過ぎてしまい、思うように実行できないのが現実ではないでしょうか。

ここでは、隙間時間の勉強の妨げとなっている要因を検証し、5分から60分までを3段階に分け、それぞれの隙間時間の長さに応じた勉強法を解説します。
普段、勉強時間が足らないと思っている方への有益情報満載ですので、隙間時間での勉強をしたい方は、ぜひ参考にしてください。

隙間時間で勉強したいのにできていない人必見!できない理由とできるようになる方法

なぜ隙間時間を勉強に活用できていないのか

勉強したいと思っているのに、気がつけば何もせずに終わっていることはないでしょうか。

ここからは、勉強の妨げとなる要因3つと、それぞれの解決方法を解説していきます。

スマホを見ることが刷り込まれている

スマホにはあらゆる機能が詰め込まれ、タスクや時間の管理にいたるまで、日常のすべてがスマホなしでは成り立たないほどです。

わずかな隙間時間でさえ、ついSNSを開いてしまう、ゲームをしてしまう、といった行動が刷り込まれてしまっています。

目的や意味もなくこれらの行動をしてしまうのは実施するハードルが低いからです。思い切ってスマホの電源を切って使えない状態にしてしまうことで、無意識的にスマホを見てしまうことを避けることができるでしょう。

することが決まっていない

毎日の生活サイクルの中での隙間時間は、電車やバスの待ち時間や移動時間、休憩時間など合わせておよそ90分といわれています。しかし、ほぼ毎日発生する隙間時間に対して何も考えず準備もしていないと、ただボーッと過ごしてしまいます。

風景を眺めたり、とりあえずスマホを覗いて誰かにメールをしたりと、それはそれで楽しい時間となるでしょう。
しかし、もしかしたらそのわずかな時間に、単語の一つでも覚えられるかも知れません。
また、つまずいていた難問を解くヒントを閃く可能性もあります。

毎日必ず訪れるせっかくの隙間時間、それぞれの時間の長さや環境に適した勉強法があるはずです。

あらかじめ、「この時間にこれをやる」と決めておくと、すんなりと勉強に入れるでしょう。そして、その勉強道具をすみやかに取り出せるよう準備しておくと、いっそう効率が上がります。

勉強に必要なものが準備できていない

仕事は「段取り8割実働2割」といわれます。つまり、仕事の成果はどんな準備をしたかで決まってくるのです。もちろん勉強にも当てはまります。

Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が、2007年に初代iPhoneを発表した際のプレゼンテーションはあまりにも有名です。

わずか5分間のスピーチで会場を訪れた方々はもちろん、世界中の人々の心をわし掴みにしました。その後のiPhoneの世界的普及が5分間のスピーチの成果を物語っています。

ジョブズ氏は、このわずか5分間のために、数週間前から準備を始め、スピーチのリハーサルに2日間を費やしたといいます。

隙間時間の勉強ですから、ジョブズ氏ほどの準備時間は必要ありません。
それぞれの隙間時間に適した勉強の準備をしておきましょう。
以下に3つのポイントを挙げます。

  1. 隙間時間にできる勉強を書き出す
  2. 隙間時間に応じて勉強を振り分ける
  3. すぐに取り出せるようにしておく

これで準備万端です。
隙間時間に勉強

隙間時間に勉強するメリット3選

「やる!」と固く決意し、スマホの誘惑を断ち切って準備も整えなければ取り組めない隙間時間の勉強ですが、実は、普段の長時間の勉強よりハードルも低く集中できるメリットがあります。
新たに時間を捻出しなくてもよい点と合わせた3つのメリットについて解説します。

心理的ハードルが低い

隙間時間はわずかな時間なので、気楽に勉強できるメリットがあります。
それこそ普段スマホを覗くのと同じような感覚で、これをスマホではなく、単語帳やノートを開くのに置き換えるだけです。もちろん、スマホで勉強することも可能ですから、余計な情報に惑わされないよう注意しつつ、視聴するのもよいでしょう。

5分でできること、10分でできること……と考えてみると、意外とできることが多いことに気がつくのではないでしょうか。
ただし、根性論や精神論の「~ねばならぬ」は、かえってストレスになるので詰め込み過ぎないようにしましょう。隙間時間の全てを勉強時間にしようと思わず、1日の中で1、2回取り入れてみるだけでも違ってくるのではないでしょうか。

高い集中力を発揮できる

隙間時間の勉強は、ゴールがすぐそこに見えているので集中力を保ったまま取り組めます。

人間の集中力は15分周期のリズムで繰り返し、持続させるのは90分が限界といわれています。現実的にはもっと短いのですが、若ければ若いほど短く、小学校の授業時間が45分単位、大学生の講義が90分で行われる根拠となっています。

15分といえば、ちょっとした隙間時間と同程度の長さです。しかも毎日決まった時間帯に繰り返すと、記憶としても定着しやすいでしょう。

つまり、むしろ隙間時間の短い時間に集中した方が、勉強の効率は上がるとも考えられます。

生活に組み込みやすい

個人差はありますが、隙間時間のトータルは90分ほどです。90分を新たな勉強時間として捻出するのは困難ですが、隙間時間を活用するとなれば、すでに生活サイクルに組み込まれている時間なので、無理をする必要がありません。

90分はちょうど大人の集中力の限界時間になりますが、隙間時間で細切れなのはかえって好都合といえます。それぞれの時間に適した勉強に、集中して取り組めるでしょう。

まずは、一日のどこにどれくらいの隙間時間があるか書き出してみましょう。
早朝・朝食後・移動中、そして午前の休憩時間や昼休み、午後の休みと帰途、帰宅後などそれぞれの隙間時間の長さがあります。
置かれる状況や周囲との絡みにも留意しておきましょう。
隙間時間別の勉強方法

隙間時間別の勉強方法例とコツ

一日の隙間時間を書き出してみると、5~10分ほどの待ち時間や休憩時間、10~30分程度の移動や休憩、30~60分ぐらいの昼休みと3つに大別されます。
それぞれに効果的な勉強方法と、コツについて解説します。

隙間時間の使い方については、下記記事と併せてご覧ください

社会人は隙間時間の活用がカギ!周りと差をつける勉強法

5〜10分程度の短い隙間時間の勉強

毎日の5~10分の短い隙間時間といえば、電車やバスの待ち時間や移動時間が代表的です。あるいは小休憩やトイレ、待ち合わせなどでこれくらいの隙間時間が生じる場合もあります。

そう考えると、5~10分程度の隙間時間は一日にかなりの頻度で訪れそうです。いつでもすぐに勉強に取り掛かれるよう、多くのアイテムを用意しておくとよいでしょう。

例えば5~6分なら単語の暗記や調べもの、テキストを開いて内容を思い出すなどの勉強法があります。繰り返すことでより鮮明に記憶されるでしょう。

また、7~10分あればスマホを活用して授業動画や講義などの視聴覚系の勉強も可能です。

視聴覚による勉強の場合、速聴や速読が、右脳を活性化させ集中力と記憶力を高めるといわれています。再生速度を調整したり繰り返したりで格段に勉強効率が上がり、能力的なレベルアップも図れます。

ただし、視聴覚系の勉強、声に出しての暗記、いずれの場合にも周囲への配慮は忘れないようにしましょう。

10〜30分程度の隙間時間の勉強

10分から30分となると、移動時間や学校での休憩時間、入浴時間や食事の前後などの隙間時間があります。
短すぎず長すぎずの時間なので、程よい集中力を保ったままテキストや問題集から数問解いたり、少し長めの動画を視聴したりできます。

テキストや問題集の場合、わずか10~30分のために分厚いテキストを開くのに抵抗を持つ方も少なくありません。そういう方へは、今取り組むべき勉強のページを一枚ずつバラす方法を提案します。

バラしたページを優先度の高い順に並べ、一枚ずつ取り出せるようにしておくと持ち運びも便利で、勉強へのハードルも下がり気楽に取り組めます。

また、わからない問題に直面したら、悩まずにすぐに調べるか、とばして他の問題へ進みましょう。そういった問題は時間のたっぷりあるときに向き合ったり、友人や先生に聞いたりしましょう。

近年は、短時間勉強用の問題集が販売され、授業内容を配信している学習塾やYouTubeの勉強コンテンツも増えています。
10~30分でこなせる勉強の選択肢は豊富といえるでしょう。

30〜60分程度の長い隙間時間の勉強

30~60分は普段の授業と同じ、じっくり勉強に取り組める長さです。昼休み時間や、人によっては移動時間の場合もあります。

長い隙間時間には、暗記項目や知識を問うような問題ではなく、悩んだり考えたり記述したりする問題をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。
それこそ、10~30分で解けなかった難問に再チャレンジするのも選択肢の一つです。

周囲の状況にもよりますが、友人と一緒に勉強したり、先生に聞いてみたりするとモチベーションも上がり長続きします。

この時間に手こずった問題の解説文を写真撮影して、10~30分程度の隙間時間に復習すると相互作用で学習効果も高まります。

一方で、スケジュールや体調によっては、長すぎると感じる日もあるかも知れません。そう感じたときには早々に切り上げるか、短いサイクルでできる勉強法に切り替えましょう。
無理に集中力を持続させようとすると、疲労感が増すばかりです。

継続を前提に、気楽に取り組みましょう。
隙間時間で勉強

まとめ

隙間時間は、短い時間も合計すると1日90分。ちょうど人間の集中力の限界時間とも重なり、おあつらえ向きの勉強時間です。

とはいえ、あくまでも余剰時間の有効活用ですから無理は禁物、逆に油断するとズルズルとスマホに支配されてしまいます。
スマホは生活必需品ではありますが、あなたの生活をより豊かに有意義にするための電気製品の一つに過ぎません。

気軽に気楽に勉強を継続できるよう、それぞれの隙間時間に応じて毎日準備しておきましょう。そしてときには、がんばったご褒美の、本当の隙間時間も持つようにしましょう。

詰め込み過ぎないよう注意しつつ、メリハリの利いた毎日をお過ごしください。

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