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勉強に集中できる音楽は?効率を下げる音楽に要注意!

集中力アップを期待して、音楽を聞いて勉強する方も多くいます。しかし、音楽の種類によっては、集中力をダウンさせてしまう可能性があるのはご存知でしょうか。
本記事では勉強の際に集中力をアップさせる効果のある音楽やBGMを解説します。

  1. 勉強中に聞きたいオススメの音楽は何?
  2. 勉強しながら音楽を聞くメリットは?
  3. 効率をダウンさせる音楽って?

本記事を読めば、音楽を聞きながら勉強の集中力をアップする方法が分かります。上手に音楽を利用して、勉強の効率アップを目指しましょう。

勉強に集中できる音楽は?効率を下げる音楽に要注意!

勉強中にオススメの音楽は?

勉強に集中するには、リラックスしながらも意識がさえた状態が理想的といわれます。人はリラックスしているとき、脳に「α波(アルファ波)」と呼ばれる脳波が出やすくなり、この状態は集中や記憶に良い影響があるとされています。α波が出やすい状態をつくるうえで、音楽選びは一つのカギになります。
おすすめは、自然界に見られる規則性と不規則性が調和した「1/fゆらぎ」が感じられる音楽です。「1/fゆらぎ」にはリラックス効果があり、α波が出やすい状態に導いてくれるといわれています。
「1/fゆらぎ」が感じられる音楽は、次の2つです。

  1. アンビエント(環境音)
  2. ヒーリングミュージック

それぞれを解説していきます。


アンビエント(環境音楽)

勉強しながら聞くのにオススメな音楽の1つめは「アンビエント」です。アンビエントは、雨の降る音や打ち寄せる波など、自然に存在している音でつくられた音楽です。環境音楽ともいいます。

アンビエントにはメロディーがなく、無意識に音楽から影響を受ける心配が少ないのが特徴です。「シーンと静まり返った場所は苦手だけど、メロディーも気になってしまう」こんな悩みがある方にピッタリです。

iPhoneをお持ちの場合は、標準の「バックグラウンドサウンド」機能で環境音を流せます。利用手順は次のとおりです(iOSのバージョンによって操作が異なる場合があります)。

  1. コントロールセンターを開き「耳のマーク(聴覚)」をタップする
  2. 「バックグラウンドサウンド」をタップして「オン」にする
  3. 環境音が流れる

詳しい設定方法はApple公式サポートをご覧ください。なお、コントロールセンターに「耳のマーク」がない場合は、設定のコントロールセンターから追加ができます。

音を変更したいときは、聞こえているサウンドの名前(海など)をタップすると、アンビエントの一覧が表示されます。ここから好きなものを選択してください。音を止めたいときは、もう一度コントロールセンターを開き、「耳のマーク」をタップして「オフ」にしてくださいね。

iPhoneをお持ちでない方は、音楽のサブスクサービスを利用してみましょう。「アンビエント」や「環境音」とキーワードに入力すると簡単に見つけられます。

YouTubeは無料で利用できますが、途中で広告が入ってしまう点がデメリットです。集中力を途切れさせる原因にもなるので、勉強での使用は控えた方がよいかもしれません。

ヒーリングミュージック

勉強にオススメの音楽の2つめは「ヒーリングミュージック」です。ヒーリングミュージックは、脳をα波が出やすい状態に導きやすい特徴があります。自律神経を整えてリラックスさせるため、ヨガやセラピーでも使用されています。
ヒーリングミュージックは、メロディーやリズムがシンプルで、ゆったりとした雰囲気の曲がほとんどです。

ジャズやヒップホップなどと異なり、ジャンルに明確な定義がないため、広い意味ではアンビエントやクラシックが含まれる場合もあります。たくさんの曲の中から、より集中できる曲を見つけるのも楽しいでしょう。

注意点は、ヒーリングミュージックの中には歌詞の入っている曲も含まれている点です。詳しくは後述しますが、歌詞のある曲は集中力を下げる原因にもなります。ヒーリングミュージックを選ぶ際には、歌詞のないものを選ぶようにしてくださいね。

勉強中の音楽がもたらす効果やメリットとは

一見、シーンとした環境の方が勉強に向いているように感じますが、音楽を聞いた方が効果的な場合もあります。音楽を聞きながら勉強すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。音楽を聞いた際のメリットは、大きく3つあると言われています。

  1. 雑音が気にならない
  2. 集中力が高まる
  3. 記憶力が高まる

それぞれについて、一つずつ解説していきます。

雑音が気にならない

「勉強しよう」と思っても、周囲の話し声や騒音が気になって、なかなかはかどらない経験はありませんか。これは周囲の雑音が耳に入ると、脳が情報を処理しようと勝手に働いてしまうからです。

そのため、雑音下では勉強だけに意識が向けられず、効率もダウンしてしまいます。しかし、勉強しながら音楽を聞くと、ごちゃごちゃした騒音が搔き消され、集中できるようになります。

これは、ある音が別の音を聞こえにくくする「マスキング効果」が起きているためです。音楽が周囲の雑音を覆い隠し、余計な情報が脳に入って来にくくしてくれます。音楽を聞くとまわりの音が気にならなくなるのは、このような理由だったのです。

賑やかな場所に住んでいる場合や、小さな雑音でも気になってしまうような方は、マスキング効果を利用すると集中できるようになります。余計な情報をシャットアウトして、勉強だけに集中できる環境をつくっていきましょう。

集中力が高まる

音楽を聞きながら勉強すると、集中力が向上するメリットもあります。特に、α波が出やすいアンビエントやヒーリングミュージックでは高い効果が期待できるでしょう。

脳がα波の出やすいリラックスした状態になると、気持ちが落ち着き、目の前のことに集中しやすくなるといわれます。
先ほど説明したマスキング効果も合わされば、さらに集中しやすくなるでしょう。

またα波が出やすい音楽を聞くとリラックスできます。リラックス状態では、ストレスが軽減するので、より勉強の効率アップが期待できます。集中力を高めるために音楽を利用するのは、勉強だけではありません。

オリンピック選手が、試合前に音楽を聞いて集中力を高める場面を目にしたことはないでしょうか。スポーツにおいても、高い集中力を保つために音楽を利用しているのです。

記憶力が高まる

勉強しながら音楽を聞くと、脳が刺激されて記憶に良い影響があるといわれます。小学生の頃に聞いた曲を、大人になった今でも口ずさめる方も多いのではないでしょうか。

さらに当時の風景が鮮明に蘇り、次々と出来事が思い出されるような経験があるかもしれません。これは、音楽とともに体験した記憶が、そのときの感情と結びついて残りやすいためだといわれます。

ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」では、一度覚えたことは20分ほどで4割前後、1日ほどで7割前後を忘れてしまうといわれます(もともとは意味のない文字の並びを使った実験によるもので、内容の理解しやすさによって忘れ方は変わります)。

人間の記憶は、時間の経過とともに薄れていきます。記憶をより残りやすくするという面でも、勉強しながら音楽を聞く行動にはメリットがあります。音楽と記憶を上手に連動させながら、効率的に勉強を進めていきましょう。

逆効果の効率が悪い音楽

逆に効率を悪くしてしまう音楽

これまで音楽が勉強に与える良い影響を解説してきました。しかし、逆に勉強しながら聞くと、効率を悪くしてしまう音楽もあるので注意が必要です。勉強しながら聞くと、悪影響がある音楽は次の2つです。

  1. 歌詞がある音楽
  2. どこかで聞いたことがある音楽

流行しているJ-POPや、大好きなお気に入りの曲をつい聞きたくなってしまいますが、勉強しながら聞くのには向いていません。悪影響がある理由を、それぞれ解説していきます。

歌詞がある音楽

歌詞が流れる音楽を聞いての勉強は、逆に効率を悪くしてしまいます。音楽に歌詞が入っていると、脳の言語をつかさどる部分が反応して情報処理を始めてしまうためです。つまり歌詞に意識を持っていかれてしまうのです。

これは、人の話し声や騒音が気になって勉強に集中できない状態を、自らつくり出してしまっているのと同じです。特に日本語の歌詞は気を取られやすく、勉強に集中できなくなってしまいます。集中を途切れさせないために、勉強しながら聞く音楽は歌詞が入っていないものを選ぶようにしましょう。

歌詞がある音楽を聞きたいときは、休憩時間に聞くようにするとよいでしょう。アップテンポな曲や明るい音楽を聞くとモチベーションアップが期待できます。

また、好きな音楽を聞くとドーパミンが分泌され、記憶力や集中力を向上させるとも言われています。勉強中はアンビエントやヒーリングミュージックなどの歌詞のない音楽、休憩中は明るいアップテンポな音楽を聞くなど、音楽を上手に使い分けられるようになると、勉強の効率もさらに高められますよ。

どこかで聞いたことがある音楽

どこかで聞いたことがある音楽も、勉強しながら聞くのは避けた方が無難です。主な理由は次の2点からです。

  1. 曲が変わるたびに「これは○○の曲か」と意識を持っていかれる
  2. おおよその演奏時間が分かってしまう

どこかで聞いたことがある曲が流れると、いちいち気が取られてしまう心配があります。次の曲が流れるたびに反応してしまうからです。勉強に集中するために音楽を聞いていたはずなのに、音楽ばかりに気が向いてしまったら本末転倒ですよね。また、知っている曲は大体の演奏時間が分かります。
一曲終わるたびに「もう5分経ってしまった」と、勉強時間を過剰に意識してしまいます。時間が気になりだすと、焦りやイライラ、孤独感につながり、結果的にモチベーションを下げてしまう可能性も否定できません。

これは、よく耳にするJ-POPなどの流行りの音楽だけに限りません。勉強に良いイメージの「クラシック」や、YouTubeによくある「ジブリミュージック」なども、勉強しながら聞くのには向いていないでしょう。

このような観点からも、情報性の低いアンビエントやヒーリングミュージックが勉強向きなのを納得していただけると思います。

まとめ

勉強に上手に音楽を利用すると、効率アップが期待できます。勉強中にオススメなのは、脳をα波が出やすい状態に導く「アンビエント」や「ヒーリングミュージック」です。iPhoneでは標準機能で環境音が聞けるので、ぜひ試してください。

勉強しながら音楽を聞くことで得られる効果は3つです。マスキング効果によって周囲の話し声や騒音が聞こえにくくなったり、集中力や記憶力に良い影響があったりと、勉強にプラスに働いてくれます。

ただし、選曲によっては集中力を低下させる恐れがある点は注意してください。「歌詞のある曲」や「どこかで聞いたことがある音楽」は、勉強に悪影響を及ぼす可能性があるので避けるようにしましょう。このように勉強中に聞く音楽は、やや選び方が難しい面もあります。

勉強中の騒音をなくすのが目的であれば、思いきって勉強する場所を変えるのも有効です。イヤホンのノイズキャンセリング機能を耳栓がわりに使う方法もあります。音楽ばかりにこだわらず、自分にとって最も集中できる環境を見つけていきたいですね。仕事や学校のあとに集中して勉強を続けるコツは、仕事終わりの勉強を続ける方法の記事も参考になります。

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