勉強カフェ

仕事終わりの勉強はなぜ難しいのか?忙しい社会人に送る3つの解決策

仕事終わりに勉強しようと意気込んだのはいいものの、仕事から帰ってきた頃には、疲れて眠い経験はないでしょうか。また、残業や飲み会で勉強の計画が狂ってしまい、なかなか捗らないとお悩みの方は多いことでしょう。

仕事終わりの勉強を続けていくためには、気合いだけではどうにもならない部分が多いです。

この記事では、仕事終わりの勉強が難しい理由と、その解決策を解説します。
仕事終わりの勉強はなぜ難しいのか?忙しい社会人に送る3つの解決策

仕事終わりの勉強が難しい理由

仕事終わりの勉強が難しい理由のうち、代表的な3つは「疲れや眠気」「残業」「誘惑」です。いずれもほぼ毎日起こり得る理由であり、「疲れや眠気」は溜まり続け、「残業」と「誘惑」によってプライベートの時間が減っていってしまいます。

毎日「疲れや眠気」と闘い、誘惑に負けず同調圧力に屈しないためには、かなりのエネルギーが必要でしょう。

ここからは仕事終わりの勉強が難しい3つの理由を検証し、解決への道筋を示します。

疲れや眠気の蓄積

人間の脳が冴えた正常な状態でいられるのはせいぜい起床後12~13時間までで、起床から15時間ほど経つと酩酊状態、すなわちお酒を呑んで酔っ払ったような状態に陥るといわれています。

午前6時に起床した場合、午後9時がそのタイムリミットです。しかし、仕事での疲労を加味すると、酩酊状態までのリミットは早まる可能性もあります。
仕事は仕事として全力で取り組むのが当然ですが、仕事以外の時間で疲れないようにすると、勉強の効率も上がります。

例えば、休憩時間や移動中に無駄に体力を消耗しないよう、仮眠を取ると効果的です。GoogleやNIKEなど世界の一流企業では昼寝を導入し、NASAの宇宙飛行士たちは26分間の仮眠を取ったあと、注意力が54%、認知能力が34%上がったと報告されています。

仮眠の効果についての詳細は、以下の記事をご参照ください。

仮眠を使いこなせ!勉強の効率を上げるのに最適な時間と起きるコツを解説

残業の同調圧力

同調圧力とは、多数派による威圧のことを指します。
例えば、早く帰れるように効率よく仕事をこなしたとしても、同僚が忙しそうに残業しているとなかなか帰りづらいものです。

帰り支度を始める自分への冷ややかな視線を感じ、うしろめたい気持ちが芽生えてしまいます。そうして、一人が帰宅を躊躇すると、ほかの誰かも「空気を読んで」連鎖。こうしてじわじわと蝕んでいくのが「同調圧力」です。

そしてついに、自分もつき合いで残業をするようになり、なし崩し的にスケジュールが乱れて仕事終わりの勉強への意欲が削がれていきます。

手っ取り早い解決策はメンタルを鍛える以外にありませんが、そもそもメンタルが強ければ同調圧力に屈しないはずです。
さらに強固にするために、オーストリアの心理学者アルフレッド・アドラー(1870~1937)の格言を贈ります。

  1. それが「あなたの課題」ならば、たとえ親に反対されても従う必要はない。自分の課題に足を踏み込ませてはいけないのだ。
  2. 陰口を言われても嫌われても、あなたが気にすることはない。相手があなたをどう感じるかは相手の課題なのだから。

引用元:アルフレッド・アドラーの名言30選

突然の誘い

「たまには一杯どうかな?」と、突然の誘いに心が揺らぐ場合もあります。普段からお世話になっている顧客や尊敬する上司のたまの誘い、一度断ったら二度と誘われない可能性もあり、なかなか断りづらいでしょう。

しかし、ここも鋼のメンタルで乗り切らなければなりません。断らない方が、自分にとってはるかにデメリットなのです。そもそも一度断ったくらいで二度目がなくなるのはそれだけの希薄な関係に過ぎません。親密な関係性なら、その後も頻繁に誘われるでしょう。

断る際には「行きません」「無理です」など、否定的な言葉を使うと、相手が不快に思うので注意が必要です。

まずは「行きたいけれど、行けない」心苦しさを伝え、「またの機会に」と丁寧に、正直な事情を打ち明けましょう。

仕事終わりの勉強

仕事終わりの勉強を続ける3つの方法

メンタルを鍛えるだけで「仕事終わりの勉強」を続けるのは困難です。誘惑と圧力はどこに潜んでいるかわかりませんし、常に心身が良好な状態とは限らないからです。

もちろん心身の健康を損ねると勉強どころではないのですが、回復後にすみやかに「仕事終わりの勉強」に立ち返れるような流れを作っておくとよいでしょう。

キーワードは「場所」「計画」「成果」です。
3つの観点から「仕事終わりの勉強」を続ける方法を解説します。

帰りに勉強ができる場所に寄る

仕事を終えて帰宅してしまうとグッタリ、疲れと解放感でとても勉強をする気になれない日もあります。

しかし、自宅に帰り着くまではある程度の緊張感を保っています。そのため、帰宅途中に勉強できる場所があると、緊張感を維持したまま勉強できるはずです。

お住まいの地域や通勤手段によって異なりますが、図書館・ファミレスや喫茶店、「勉強カフェ」など選択肢は豊富です。

1.図書館

図書館での勉強のメリットは資料の豊富さと集中しやすさ、そしてお金がかからない点です。開館時間が地域や曜日によって異なり、勉強禁止の図書館もあるので確認が必要です。

2.ファミレスや喫茶店

ファミレスや喫茶で飲食しながら勉強するのも一つの方法です。気晴らしにもなり、眠気覚ましの珈琲にも事欠かないメリットがあります。こちらも勉強できない店舗があるので要確認です。

3.勉強カフェ

午前6時から午後11時まで営業しており、仕事終わりはもちろん、出勤前の勉強も可能です。周りの人も勉強しているので、自分自身のモチベーション維持にも最適な場所です。

「無料トライアルはこちら

定量的な目標を決める

仕事終わりの勉強は、ダラダラと長くやっても疲労が溜まる一方です。
定量的な目標を決め、時間にメリハリをつけるのがよいでしょう。

ここからは集中力アップの時間管理術「ポモドーロ・テクニック」と「締め切り効果」をご紹介します。

1. ポモドーロ・テクニック

ポモドーロ・テクニックとは、時間を細かく区切って集中力を高める勉強方法です。25分間の勉強時間の間に5分間の休憩を挟む時間管理術で、基本的な時間用途は下記になります。

  1. ① 25分間集中 ⇒ 5分間休憩
  2. ② ①を4セット完了後、15~30分間の休憩をとる

集中する時間の長さやセット数は、状況や環境によって変えるとよいでしょう。こうして時間を区切り期限を設けると、必然的にひっ迫感が生じ緊張が生まれます。

集中して思考するタイプのクリエイターが、よく利用している時間管理術です。

2. 締め切り効果

「締め切り効果」とは、ラストスパート、火事場の馬鹿力とも言い換えられます。

「仕事の量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
と唱えたのは、イギリスの政治学者パーキンソンです。「パーキンソンの法則」と呼ばれています。

すなわち、人間は締め切り期限が長ければ長いほど、ダラダラ仕事をしてしまうのです。そして、締め切り間際になって集中力を高めラストスパートをかけます。このラストスパートの部分を上手く活用するのが「締め切り効果」です。

「ポモドーロ・テクニック」と併せることで、時間をより有効に使えます。

記録で成果を見える化する

計画を立て、実行し記録する。記録を振りかえることで成果を実感するのは、勉強に限らずあらゆる作業に利用できるモチベーションアップの方法です。成果に対して、がんばった自分にご褒美をあげるのも、モチベーションを維持する方法の一つです。

区切りがついたら、その成果を分析し、浮かびあがった課題をクリアすべく、新たな計画を立てなければなりません。進捗状況や成果は、グラフや表にすると一目瞭然ですが、手作業では骨の折れる仕事です。
そのため、計画の段階で長い時間を要したり、記録を怠ったりしているうちに気持ちが萎えていくケースも少なくありません。

近年は勉強の計画と記録、分析を担ってくれる便利なアプリが続々と開発されていますので、利用してみるのもよいでしょう。

【無料】効率が上がる!勉強時間の記録にオススメのアプリ10選

勉強アプリのメリットは計画と記録、分析に時間を取られない点です。開始時間と終了時間をタッチ一つで記録し、進捗状況のグラフや表も色彩豊かに表示され、成果を実感できます。

復習機能や継続重視のアプリ、ゲーム感覚のアプリ、SNSで交流できるアプリなどそれぞれに特化項目があるので、ご自分の勉強方法に合ったアプリを選ぶとよいでしょう。

仕事終わり以外の勉強時間

仕事終わり以外で勉強ができる時間は?

休憩中や移動中、待っている間など、漠然と過ごしてしてしまっている隙間時間があるのではないでしょうか。まとまった時間を取りにくい社会人にとっては、この隙間時間の有効活用が大切です。

現代人の1日の隙間時間を合計すると70分ほどになるといわれています。これらのすべての時間を使わなくても、工夫すればそれぞれのシチュエーションに応じた勉強が可能です。

ここからは朝の出勤前、通勤時、お昼休みの有効活用についてご案内します。

朝の出勤前

朝は疲れもなく頭がスッキリしているので、勉強に適した時間といわれています。しかし、どんな勉強法でもよいわけではありません。

人間の脳は睡眠中に記憶を整理しています。そのため、翌朝にはスッキリとクリアな状態、考える勉強に最も適している時間帯です。
特に起床後3時間は「脳のゴールデンタイム」といわれ、思考力・集中力共にピークを示します。朝の澄んだ空気と静けさも、より集中力を高めてくれるでしょう。

朝は難しい問題や思考する勉強に向いている時間帯です。出勤前にお気に入りのカフェに寄って勉強するのもいいのではないでしょうか。

通勤時間

バスや電車の中、移動の待ち時間は手持ち無沙汰になりがちですが、勉強するためにテキストを広げたり声を出したりはできません。このような隙間時間は、半自由な隙間時間とも呼ばれ、周囲の目が気になる空間です。

このような隙間時間はイヤホンによる音声学習や動画視聴、単語暗記などの勉強に向いています。勉強のテーマに合ったアプリや講義動画をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。

ただし、予期せぬトラブルやエリアによっては回線不通となる場合もあるので注意が必要です。オフラインでの勉強法も用意しておきましょう。

お昼休憩時間

昼休みの勉強のメリットは、広いスペースで比較的じっくり取り組める点です。10~30分くらいは確保できるので1~2問くらいは解けるでしょう。周囲の視線もあるので緊張感を保てる点もメリットです。

いつでも取り出せるように勉強道具はコンパクトにまとめ、持ち歩けるようにしておくと効率的です。朝の出勤前に、今日の昼休みは「あの問題を解こう」など、予定を立てておくとよいでしょう。

まとめ

仕事終わりの勉強の継続には、誘惑に負けない鋼のメンタルと計画性、そして時間管理術が必要です。
メンタルを育てるには先人の格言を常に唱えることや、計画と時間管理には勉強アプリの活用などが効果的でしょう。

先人の格言を目にすると、これまでの「忙しくてなかなか時間がとれない」が、単なる言い訳に過ぎなかったと自己反省にもなります。

勉強に特化したカフェの開設や次々と開発される勉強アプリを上手く活用すれば、あなたの勉強を妨げる要素はほぼ見当たりません。

自己啓発、スキルアップのための時間と空間を自在に使える時代になりました。上手に使いこなして人生をいっそう充実させましょう。

勉強カフェ『新宿エリア』は非対面入会を促進しております。
※非対面入会は、スタッフとオンライン相談しながら入会できるシステムです。
▶︎詳しくはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です